乾燥大豆から作る自家製納豆

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納豆
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実家にいたころから納豆が苦手で、家族の中で自分だけが食べなかったのですが、農業をはじめて40歳になったとき、納豆の健康効果に興味を持って食べてみたところ、味はなかなか美味しかったため、そのときから納豆をときどき食べるようになりました。ただの食わず嫌いだったようです。でも臭いは今も苦手です。

納豆を作ろうと思ったのは、国産大豆を使用している納豆が宇久島では1種類しかなく、また付属のタレには添加物が含まれているためいつも捨てていてもったいないので、「ならば自分で作ってみよう!」と思ったわけであります。

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使用するのは熊本県産の国産大豆「ふくゆたか」

なるべく地産地消を目指したいので長崎に近い熊本の大豆を、楽天の中山大吉商店から約3,000円(3kg)で購入しました。届いた豆に豆乳用のラベルが貼ってありましたが気にせず利用します。

熊本産のふくゆたかです。

500gで約20食分作れます

500gの乾燥大豆を用意し、水でよく洗ってから大豆の3倍量程度の水に浸して一晩浸漬します。1食分の量にもよりますが、市販の納豆パック程度を1食とするなら500gの乾燥大豆でおよそ20食分くらいの納豆が作れます。僕は1食をやや多めにしているので今回は13食分になりました。

500gの乾燥大豆。
2倍以上に膨らむので、3倍量くらいの水に浸漬させます。
一晩経過して水を吸い、大きくなりました。
乾燥大豆の3倍くらいにまで大きくなりました。

下茹でして灰汁をとる

一晩浸漬した大豆の水を切って圧力鍋に入れ、倍量程度の水を入れて沸騰させます。沸騰してきたら火を弱め、10分くらい灰汁を取ります。

水を切った大豆を鍋に入れます。
灰汁を取らずに圧力をかけるレシピもありますが、僕は灰汁を取ってから圧力鍋にかけます。
灰汁を取ります。

圧力鍋で5分加圧する

灰汁をとったら一度お湯を捨て、3倍量程度の水を入れてから高圧で5分間加圧します。加圧時間はお使いの圧力鍋にあわせて調整してください。初めて圧力鍋を使ったとき、15分間圧力をかけたら大豆が柔らかすぎてあまりおいしくできませんでした。もし固すぎたら追加で圧力をかけることができるので、初めて作るときは短めの時間で試してみるといいと思います。

たいていの圧力鍋は、鍋の1/3までしか大豆を入れないようにとの注意があると思います。
高圧で5分。
ゆで汁は味噌汁の出汁などに利用してください。

かわしま屋の納豆菌

今回使用するのは、みんな大好きかわしま屋の納豆菌です。直販サイトで680円でした。大豆ができるまでに、この納豆菌の粉末を計量カップに0.5g入れ、水を30cc加えてよく混ぜておきます。

大豆と納豆菌を混ぜる

大豆がゆであがったら一粒取り出し、親指と薬指でつまんで簡単につぶれるくらいの固さになっていれば大丈夫です。ここは好みなのでもっと柔らかいのが良ければ圧力時間を増やすなど調整してください。大豆のゆで汁を切って容器に移し、事前に用意していた納豆菌の入った水を回し入れてよく混ぜます。

しっかりゆで汁を切って容器に移していきます。
茹でた大豆をすべて投入しました。
水に溶いた納豆菌を振りかけます。

24時間保温する

空気が入るように隙間を開けて蓋をし、バスタオルや風呂敷などで包み、コタツに24時間入れて保温します。

空気が入るように隙間を開けておきます。
ほこりが入らないようにバスタオルなどで包みます。

24時間コタツで保温する

24時間コタツで保温したら、包んでいたバスタオルを取り除き、冷蔵庫で一晩寝かせます。

コタツで24時間保温します。
表面が乾燥しているように見えますが、混ぜるとちゃんと糸を引きます。
軽く混ぜるだけで糸が引きます。
このままでも食べることができますが、少し臭いがきついので一晩寝かせると臭いが落ち着きます。

24時間冷蔵庫で寝かせる

24時間冷蔵庫で寝かせたら自家製納豆の完成です。僕は1食分ごとに小分けして冷蔵保存します。量が多くすぐに食べきれない分は冷凍保存しておき、食べる前日くらいに冷蔵庫で解凍しても美味しくいただけます。

見た目は冷蔵前と変わっていません。
1食分ごとに小分けしていきます。
混ぜるとしっかり糸を引きます。
市販の納豆と比べ、大豆の味がしっかりしています。
最近は納豆に酢と醤油を入れて食べています。

まとめ

一度自家製納豆が成功したら、次から市販の納豆菌を使わず、作った1食分の納豆を圧力鍋で茹でた大豆と混ぜると納豆ができるようです。まだチャレンジしていませんが、市販の納豆菌がなくなったら挑戦してみます。今回使った大豆はやや癖があるように感じたので、次回は別の大豆で試してみたいと思います。

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