宇久島ではヤイトと呼ばれるこの魚、一般的にはスマガツオと呼ばれていて、マグロのトロのような身質だと言われています。このヤイト漁、2022年12月ごろにこの宇久島で一番お世話になっている僕の最大の漁師の師匠ともいえる英望丸から教えていただき、今年は11月末から開始して今のところ100kg以上の水揚げがありました。
ヤイトの特徴
たぶんカツオの仲間になると思うのですが、お腹のあたりに灸(やいと)されたあとのような模様が見えることからヤイトと呼ばれているようです。
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ヤイト釣りの針
五島列島の福江から教えてもらった漁法らしく、曲がったグミマック針にチューブを被せた疑似餌を船で引っ張って釣ります。不思議なことにこの疑似餌にはヨコワがかかることはほとんどなく、メインはヤイトでたまにヒレナガ(胸鰭の長いヨコワそっくりな魚)やマンビキ(シイラ、またはハワイで言うところのマヒマヒ)が釣れます。
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11月の釣果
ヤイト漁を開始して2回目の釣果です。2kgを超える大物は少ないですが、それでもそこそこのサイズのヤイトが釣れています。このときからすべての魚を神経締めしています。かつて漁協でアルバイトさせてもらっていたころに神経締めの方法を学んでいたので、比較的簡単に神経締めすることができました。これからは神経締めしているということが分かるシールを魚箱に貼るので、ブランド化して価格が上がればいいなと期待しています。
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まとめ
これからは、ひとつひとつの魚を丁寧に処理し、消費者の皆様にベストな状態で魚を提供できるように頑張ります。今のところ、脳締め、血抜き、神経締め、冷却、箱立てといった流れですが、情報収集しながらよりよい方法を模索し、より美味しく頂ける魚を提供できるようにしますので、応援よろしくお願いします!
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