ヨコワ漁のトローリングで使う針の修正

スポンサーリンク
漁業
スポンサーリンク

宇久島では一般的に「シビ」と呼ばれていますが、正式には「ヨコワ」という名のクロマグロの幼魚、2月15日(厳密には2月16日の午前中)で漁獲制限がかかって禁漁となりました。ヨコワは県ごとに漁獲制限があり、いわゆるSDGsを実現するため乱獲しないようにルールが定められています。昨年は大間のクロマグロで有名な青森でヨコワの漁獲量を報告しなかっととしてニュースにもなっていました。

スポンサーリンク

ヨコワ漁で使うスジの長さ

例年では4月からまた新たに漁獲量が割り当てられる予定ですので、ヨコワ漁で使う針をメンテナンスしました。通常、針を結ぶスジは約1ヒロ(腕と腕を左右に伸ばした長さ、およそ1.6~1.7メートル)だったのですが、何を勘違いしたのか僕は矢引(片腕を伸ばしてそこから反対の肩までの長さ、弓で矢を引くまでの長さでおよそ1~1.1メートル)で作ってしまってました。これでも今期は自己最高記録を達成したので釣れないということもないのですが、やはり師匠の英望丸から教えてもらったとおりの長さにしておきたいと思い、すべての予備から矢引で作ったスジを取り外し、新たに1ヒロの長さで作り変えました。

作り方のフロー

スリーブ
スリーブにスジをとおし輪っかを作ります
スリーブを潰して圧着します
あまり強く圧着するとスジが切れてしまうのですっぽ抜けない程度でほどほどに
反対側はタコ(疑似餌)をとおしてから双又の針を同様に輪っかにして圧着します
タコをおろして針を隠せば完成
僕は一つずつビニールに入れてもつれないようにしてます

まとめ

今年はこの道具で7.2kgのヨコワも釣れました。ちなみに宇久小値賀漁協では6kgを超えたヨコワはマグロ(小)と呼ばれています。昨年末から神経締めして個人ブランド化しており、今回のヨコワもすべて神経締めしているのですが、ヨコワ漁は漁獲量が多いため漁協への水揚げ量も多く、自分で箱立てしてオリジナルシールを貼る余裕がなかったので今回は共販(個人ブランドではなく、みんなが釣った魚をいったんひとつにまとめ、それを混ぜて宇久小値賀漁協ブランドで出荷する方式)として出荷しました。4月からは漁協へもっていく前に自分の船で箱に詰めてオリジナルシールを貼ってから出荷しようと思っています。

今年でヨコワ漁は3年目になりましたが、僕にヨコワ漁を教えてくれた師匠の英望丸(師匠の船の名前)はじめその他多くの漁師さんには感謝してます!

コメント

タイトルとURLをコピーしました