39歳のときに野口晴哉さんの「風邪の効用」を読んで以降、すっかり野口晴哉信者になっている僕ですが、ここ最近までずっと自分のメイン体癖を上下型1種だと思い込んでいました。しかし、あることがきっかけで自分は真逆の上下型2種ではなかろうかと考えるようになりました。
体癖の概要については、こちらの記事を参考にしてください。
上下型の特徴
上下型は頭にエネルギーが集まりやすいため、考えることがとても好きです。そして頭にエネルギーが集まるから体型も上に伸びるようになるため、細長い人が多い。そして思考することでエネルギーを消費するため、考えるだけでエネルギーがなくなって満足し、実際に行動しない傾向にあります。また、物事を善悪で見るため、世間一般のルールを守ることを尊重します。たとえば、電車の優先席に座る、タバコや空き缶のポイ捨て、列への割り込み、(車のほとんどとおらないところであっても)信号無視するなど、そういうことがすごく嫌いです。ものごとをルールというメガネをとおして俯瞰的にみるため、野口先生は上下型の人たちを「仙人のようだ」と評しています。
1種と2種の違い
野口先生は体癖を12種類に分けましたが、奇数体癖はざっくりいうと積極的、偶数体癖は消極的です。ですので、上下型1種はなにもないところから自発的に思考することができますが、上下型2種は自発的にものごとを考えることが苦手で、他者からの刺激を受けることによって思考が活発になります。例えば、人から何かを言われたらそのことについてどうすればいいのかを頭の中でシミュレーションし始めます。普段は何も考えていないのに、人からなにか言われた途端に思考が活発になり、あーだこーだ考えて一人で勝手に悩むタイプです。このときの思考はたいていネガティブな方向へ進みます。僕はこの2種を知ったとき「なんて嫌な体癖なんだ」と思いました。すべての体癖の中で一番嫌いな体癖です。だから無意識のうちに「自分は上下型1種だ」と思い込もうとしていたのかもしれません。野口先生も「嫌いな体癖は受け入れづらい」と書いています。これがあるから自分の体癖を判断することは難しいのです。
上下型2種の特徴
先に書きましたが基本的に偶数体癖は消極的です。「好きか嫌いか」なら「嫌い」に反応するし、「勝負」なら勝つことよりも「負けないこと」に反応します。だから思考を得意とする上下型の場合、1種は「考える」けど2種は「考えさせられる」という動きです。だから他人から見るとなんだかぼーっとしているように見られがちで、感情をあまり出しません。また、嫌われたくないという感受性が強いから八方美人で、自分の意見をいうと人から嫌われるかもしれないと思って他者に迎合しがちです。本当に嫌な体癖です^^; ちなみに見た目は1種も2種もそんなに違わないのですが、1種は昆虫顔、2種はゴリラ顔だと説明しているサイトが多いです。この説明が逆になっているサイトもありますが、僕の顔がどちらかといえばゴリラ顔なので、おそらく2種はゴリラ顔です。ただ、多くの人は表の体癖と裏の体癖という2種類を持っていて、体型が1種、顔が3種というパターンもあるため、もしかしたら僕の顔は2種ではなく別の体癖の可能性もあります。
まとめ
体癖は変えることができないと言われています。しかし、野口先生は長所と短所は同じであると説いており、この2種の「考えさせられる」という消極的な特徴も、人の意見をしっかり聞いて受け止めた上で真摯に思考することができるともとれます。これが捻れ型なら言われたことに条件反射的に反発してしまいがちです。また、自分の意見を言わないというのも、人の意見を尊重することができるということもできます。これが左右型なら人のことなんてどうでもよく、とにかく自分が好きか嫌いか言いたいことを言うでしょう。重要なのは、自分の体癖を知った上で、どうすれば楽しく生きていられるかを模索することだと思います。すべての体癖を知れば、人はみんな違うんだということが理解できるため、人間関係をとても円滑に築くことができます。僕はまだまだその域には達していないので、日々悩みまくって不安になってネガティブになっています。もっと上下型2種を知り、同じように悩んでいる上下型2種のひとたちの助けになる情報を発信できるようにがんばります!
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