先日、手作りビールを仕込む記事をアップしました。この記事では、麦芽糖を酵母が分解してアルコールと二酸化炭素を作るまでの仕込みをしていましたが、このときに発生した二酸化炭素は空気中に解放するようにしていたため、この状態ではほとんど炭酸が入っていない状態です。今回は、このビールに炭酸(二酸化炭素)を注入する方法を紹介します。なお前回も言いましたが、日本ではアルコール度数が1%を超える飲料の醸造は酒税法で禁止されているのでご注意ください。僕がいつも使っているビールキットにはアルコール度数が1%を超えない作り方がマニュアルに記載されているので、そのとおりに作れば問題ないです。
麦芽糖をアルコールと二酸化炭素に分解する
前回の記事で麦芽糖に酵母を混ぜるところまで紹介しました。このあと酵母が麦芽糖を分解し、アルコールと二酸化炭素を作り出します。最初は発酵が活発になり二酸化炭素たくさん生じるので、泡(二酸化炭素)がぷくぷくと頻繁に発生します。麦芽糖が分解され尽くすと泡の発生が弱まり、このようになります。
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このくらいになったら発酵完了とみていいでしょう。まだ泡がたくさん発生している状態で次の作業にうつると、まだ発酵が活発なため二酸化炭素が大量に発生し、容器が爆発する恐れがあるので注意してください。
プライミングシュガーを溶かす
このビールを容器に詰めても、すでに麦芽糖が分解され尽くしているので、ほとんど二酸化炭素は発生せず、気の抜けたビールのような仕上がりになってしまいます。ですので、泡を作るために砂糖を投入します。今回は付属の砂糖を利用しました。残念ながら遺伝子組み換え不分別の砂糖ですが、今回はこれをそのまま利用。。。
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器に砂糖を入れ、ビールを適量入れながら溶かします。
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手作りビールに溶かした砂糖を投入
溶かした砂糖をビールに混ぜゆっくりをかき混ぜます。この手作りビールの底には酵母が沈殿しているため、あまり激しくかき混ぜると酵母が拡散してしまうので注意してください。なお、酵母は摂取しても全く問題ありませんが、ビールの味がちょっと落ちるので、できればあまり入らないようにしたほうがいいと思います。
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炭酸用のペットボトルにビールを詰める
炭酸用のペットボトルにビールを詰めます。このとき、あまりすれすれまでビールを入れないように注意しましょう。この隙間に余剰分の二酸化炭素がたまるので、隙間をなくすと容器が爆発することがあります。
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ラベルなどを作ると雰囲気がでます。
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ビール酵母
これが沈殿してしたビール酵母です。たぶん腸内環境にとってすごくいいと思うのですが、あまり美味しいものではないと思います^^;
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まとめ
このまま常温で一週間ほど置いておくとペットボトルがパンパンになって完成です!気温が高いほど発酵が激しくなるので完成が早くなります。冬場だとトータルで1ヶ月くらいかかりますが、発酵が緩やかな方が美味しいような気がします。みなさんもよかったら手作りビールに挑戦してはどうでしょうか。
おまけ
僕がいつも利用している炭酸用のペットボトルは炭酸水のペリエです。
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炭酸用のペットボトルは底が写真のように独特の形をしているので、普通のお茶などのペットボトルと比べてみてください。手触りも炭酸用のペットボトルは丈夫にできているのですぐにわかると思います。
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