4月から漁師として独立予定だったのですが、自身の身勝手な行動により、いまだに漁に出られない日々が続いています。本来なら、このブログは漁師としての日常をメインとしたものになってたはずなのですが。。。しかし、来月中にはようやく漁に出られるようになりそうです!というわけで、今回も漁業とはまったく関係のない(?)、野口整体の活元運動をご紹介します。
活元運動とは
先日、野口整体の「体癖」をブログに書きました。この体癖という考え方は、野口整体において一番重要だといっても過言ではないものです。ざっくり説明すると、人は5つの腰椎の動きの癖によって、10種類(または12種類)の体の使い方の癖があり、その体の使い方によって考え方にも癖がある、といったものです。
そして野口整体において、この体癖と1、2を争うほど重要なのが「活元運動」です。人が意識的に体を動かすことを「錐体路系」の運動と呼び、無意識に体が動くことを「錐体外路系」の運動と呼びます。たとえば、眠くなってあくびがでたり、鼻にゴミが入ってくしゃみをしたり、目が乾かないように瞬きしたり、といった行動を錐体外路系の運動といいます。また、その中でも寝相というのはとても重要な錐体外路系の運動の一つで、寝ている間に体を動かすことで日中の疲れを取る効果があると言われています。寝相が悪いという子供は多いですが、子供というのは骨格が日々成長していくため大人に比べてとくに背骨などが歪みやすく、その歪みを取るために激しい寝相になるようです。ですから、寝相の悪い子供ほど疲れが取れやすく元気だと言えます。子供の寝相が悪いからといって、布団を紐で縛ったりして動けなくすることのないようにしましょう。
この「錐体外路系」の運動を誘発するための運動が「活元運動」です。
活元運動のやり方
全生社が出版している「健康生活の原理 活元運動のすすめ」に写真付きで詳しく記載されています。
この本の3分の1くらいを割いて活元運動の効用、やり方が説明されており、残りの部分では野口晴哉先生が考える健康というものの考え方が記載されています。たとえば、腐ったものを食べて吐いてしまったとき、吐いたということは悪いことではなく、むしろ腐ったものを体に取り入れずに吐き出した胃を褒めてやるべきであるとか、食べ物をよく噛んで食べていると、いずれ胃が怠けてきて、硬いものを食べたときにうまく消化できなくなるから、健康であるなら不自然なほどに噛まなくて良い、などといったことが書かれています。
この本から活元運動が記載されている部分を抜粋してもいいのですが、やり方をとてもわかりやすく説明しているサイトがあったので、こちらをご参照ください。
活元運動の効用
即効性はなく少しずつにはなりますが、体の不調がそれはもう驚くほどよくなっていくようです。「ようです」いうのは、僕はいまだにうまく活元運動をすることができないからです。うまくできるようになって効用を実体験することができたら、随時ブログを更新していきます。
まとめ
僕はまだうまく活元運動をすることができないので、なるべく毎日練習しようと思ってはいるのですが、なかなか大きな運動にならなくて、ついさぼりがちです。最近は、まだまだ小さな範囲ではありますが、野口整体というのが認知されてきたようで、みんなで集まって活元運動をする会なども多く開催されているから、こういうイベントに参加するといいと思います。僕も佐賀で開催されている活元運動の会に何度か参加させてもらったのですが、ここ最近は行くことができなかったので、漁師生活が始まって落ち着いたらまた参加しようかと考えています。
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