愉気の効用 〜身体を手のひらで触れるだけで健康になる〜

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野口整体
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野口晴哉先生の著書「愉気法」を読みました。おそらく5回は読んでいます。僕は野口整体を生涯のライフワークにしたいと思っているので、少しずつ野口先生の本を買い集め、何度もローテーションして読んでいます。活元会にも再び参加したいと思っていますが、漁業がなかなか安定しないので心の余裕がなく、今のところ行きたいのを我慢している状態です。

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愉気とは

「愉気」とはざっくり言うと「手当」のことです。たとえば棚に膝をぶつけたらとっさに膝に手をあてて「あいたた……」なんてことをしてしまうと思います。人は本能で痛いところに自然と手がいくようになっています。これは自分だけでなく他人に対しても有効で、体調が悪い人に手を当てると、その手を当てた場所がトンチンカンなところであっても、しばらくするとその人の悪いところに手が自然に移動していくようです。そして、手が止まったところがその人の悪いところで、そこに手を当てていると、手を当てている人は手がピリピリしたり、じんわりしたりと感じ、手を当てられている人はその部分が暖かくなったり、ピクピクしたりと、何らかの違和感を感じます。その違和感がなくなった時点で手を離す、これが愉気です。詳しくはこの「愉気法」を読めばわかりますし、ネットで「愉気 野口整体」などと検索しても多くの情報を得られます。

愉気とは体の悪い場所を治すための治療法ではなく、愉気することで鈍っていた体の力を呼び覚ますための手段です。つまり、治癒力を上げるための方法なのです。病気というは他人が治すものではなく、自分で治さなければなりません。たとえば、膝を擦りむいたときに他人が患部を水で洗ってカーゼを当てると、そのうちに傷が塞がって治癒します。この治癒をさせたのはあくまで怪我をした本人であって、水で洗ってガーゼを当てた他人ではありません。この場合だと、愉気とは水で洗ってガーゼをあてることではなく、傷が塞がるための「元気(のようなもの)」を患者に出させる行為になります。

例えが下手でごめんなさい。シンプルに「自然治癒力を敏感にするための方法」といったほうがわかりやすいでしょうか。

野口整体を理解するための三大要素

以前、野口整体の「体癖」と「活元運動」を紹介しましたが、この「愉気」を加えたものが野口整体を理解する上での三大要素だと僕は考えています。

他にも「叱り方誉め方」や「女である時期」、「潜在意識教育」など興味深い本もあるのですが、これらは基本的にこの三大要素の枝のような話で、この三大要素を押さえておけばまずは野口整体の基本を知ることができます。ただし、この三大要素はどれもとても深いので、簡単にマスターできるような代物ではありません。僕は何度も本を再読していますが、いまだに理解しているとは言えないです。

愉気の効用

ここ最近ずっと活元運動をしながら愉気していました。すると、本日の昼過ぎに「宿便」らしいものが出たのです。以前、断食したあとに大根と梅干しの吸い物を食べた後に出した以来の宿便でした。宿便は断食後でしか出ないと思っていたのですが、普通に食事をしていても出るんですね。

愉気や活元運動をすると体の排泄機能が高まるから宿便が出たのでしょう。ここ数年、ずっと腰痛に悩まされているのですが、このまま愉気と活元運動を続けていれば治るのではないか、と本気で希望がみえました。

まとめ

現在、以下の著書を所有しているのですが、そろそろ新しいのも読みたくなってきました。

  • 健康生活の原理 活元運動のすすめ
  • 体癖
  • 愉気法
  • 風邪の効用
  • 潜在意識教育
  • 体運動の構造
  • 叱り方誉め方

もし野口整体に興味が出てきたなら、まずは一番上の「健康生活の原理 活元運動のすすめ」を読むことをおすすめします。この本を読むだけで「健康」というものの概念が覆されると思います。逆にこれを読んでもピンとこないなら野口整体を理解することができないでしょう。僕は今、野口整体に詳しい人と朝まで語り合いたいと思っているのですが、今のところ近くにそういう人がいないので困っています^^;

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