籾摺りをして玄米にする

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農業
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宇久島にきて2年ほどたったころから再び玄米を食べるようになりました。以前、千葉県で農業研修を受けていたころにも、そこで作っていた農園で玄米を食べていたことがあったのですが、そこの農園は籾摺りがやや不十分でけっこうな確率で玄米に籾が混ざっていたため、洗米するたびに取り除いていました。しかし、これが毎日となるとなかなか面倒で、そのうち玄米をやめ、再びスーパーで購入した米を食べるようになっていたのです。

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宇久島での米作り

2016年に宇久島にきたとき、お世話になっていた漁業の初代親方が作っていた米をいただきました。宇久島で米を作っている人たちは、籾のまま米を保管し、必要なときに一俵ずつ精米して白米にするのが一般的です。ですので、宇久島に設置されている精米機には「籾から白米」と「玄米から分づき米または白米」の機能がありますが、「籾から玄米」はありません。このため、玄米が食べたかったのですが、しばらくは白米にして食べていたのです。

家庭用の籾摺り機はない

2017年からは初代親方の米作りを手伝って、再び米をいただいたので、再び玄米が食べたくなったのですが、ネットで調べたところ、家庭用の籾摺り機はありませんでした。そんなときに非電化工房さんというところで手動の籾摺り機を見つけたので購入してみたのですが、これがなかなか大変で、一度籾摺りしただけではかなりの籾が摺れずに残ってしまうため、何度も籾摺りをしなければならず、一合の籾を玄米にするだけで30分はかかったと思います。

なお、この非電化工房さんはとても素晴らしい企業だと思います。この手動籾摺り機では僕の要求を満たすことはできませんでしたが、電気をなるべく使わないということはとても素晴らしいことだと思います。他にもいろんな製品があるようなので、興味のある方はぜひ覗いてみてください。

一番安価な業務用籾摺り機

家庭用籾摺り機を見つけることができなかったので、業務用の籾摺り機を見て回り、一番安価だった籾摺り機を購入しました。もっとも安価だったけど、当時で10万円超の価格です。

籾摺り

いろんなオプションがあるのですが、とりあえずノーマル状態で購入したので、一度に摺れる量は25合くらい(5リットルの容器にいっぱい程度)です。なお、この籾摺り機も一度籾摺りしただけでは完全に籾を除去することはできないので、僕は5〜7回くらい籾摺りしています。あまり何度も籾摺りをすると玄米の胚芽(?)まで取れてしまうのですが、洗米のたびに籾を探すのだけはもうしたくないので、今のところそこは我慢しています。

籾摺りの風景

そこそこコンパクトだと思っています
籾殻は燻製すれば燻炭(くんたん)にできるので、いつか本格的に農業を始めるときに使えるかもしれません
摺りたての玄米

生きている玄米

1日浸漬させた玄米から泡が発生しています。本当かどうかわかりませんが、僕はこの泡を「玄米の呼吸」だと思っていて、気温が高いときだったらもっとたくさんの泡が出ていたと思います。

まとめ

今食べているこの米は2017年に収穫したものなので、古々々米です。2018年から初代親方の事情で米作りができなくなったため、2017年に作った最後の米をまだ食べています。なお、袋を開けると蛾が舞うようになっているので、お客さんがきたときにはスーパーで購入した米を出すようにしています。僕はこの米をまずいと思わないので、籾での保存が味を保っているのか、僕の舌がバカなのか。。。玄米を炊くときは、僕の場合12〜24時間ほど水に浸漬させています。気温が高いと匂いがきつくなるので、その際は途中で水を変えたりもしています。このくらい浸しておかないと炊き上がりに芯が残ってしまい、美味しくないです。新米ならこんなに長い時間浸漬させなくてもいいのかもしれません。

この古々々米、まだあと二表半残っているので、来年からはようやく新米が食べられそうです。はやく漁業を安定させて、米作りを再開したいです。

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