昨年は4月中旬頃から始めたイサキの夜焚き、今年は3月26日から始めてみました。理由は昼間の漁で魚が釣れないからです。ダメ元で開始した夜焚き、結果はどうなったでしょうか。
イサキの夜焚きとは、海中で灯りをともして小魚を集め、その小魚を食べにきたイサキなどを釣る漁法です。宇久島では多少前後しますが4月〜10月におこなわれている漁法で、日の入りから日の出くらいまで水中灯をつけてイサキを釣ります。イサキ以外に鯛、モス(スズキ)、ヒラス、ヤズ(小さいブリ)、アジがときどき釣れ、ごくまれにヒラメも釣れたりします。
僕はたいてい日の入り前に現場に到着して灯りをつけますが、日が落ちてら開始する人もいます。
夜炊きで使う放電灯
昨年の途中からこのような放電灯を使っています。今まで使っていた放電灯は電気の球が販売中止になったため、今でも販売しているメーカーの放電灯に変えました。まだ10年以上漁師として仕事をするつもりなので。

イサキを釣るための仕掛け
漁協で販売している「土佐カブラ」を使っています。手作りのワームなどいろいろ試してきましたが、今のところの結論としては「魚がいればどんな仕掛けでも釣れる!」です。宇久ではほとんどの夜炊き漁師が針を6本つけているようです。

放電灯は緑色
水中に沈めた放電灯は緑色です。ネットで調べると他に青色などもあるようですが、僕はこれしか使ったことがないので他の色の効果は分かりません。

魚探の反応
放電灯を水中に入れてすぐは放電灯の反応(23mあたりに映っている黄色い点)しか映りません。

そのうちぽつぽつと反応が出てきますが、この状態ではまだ釣れないことがほとんどです。

このくらいの反応になると釣れることが多いです。

このくらいになれば理想です。ただし、こんなときでも釣れないときはまったく釣れません。

夜炊きの釣果
初日は7kgほどしか釣れませんでした。最初の3日間は夜炊きの開始は早くて水温が低かったせいか、ほとんど釣れませんでした。

しかし、4/27の夜炊きでは100kgのイサキを釣ることができました。例年に比べるとサイズがまだ小さきです。宇久ではイサキのサイズを「特大(500g以上)、大(500g未満~400g以上)、中(400g未満~250g以上)、小(250g未満~150g以上)、豆(150g未満~100g以上)」の五段階に分けているのですが、今のところ「中>>小>>>>大>特大>>>>>豆」って感じです。豆はほとんど釣れないですが、豆や小さめの小サイズは釣れたとしてもリリースしています。

まとめ
例年では6月中旬ごろがピークで、そのあとは産卵するため釣れなくなり、毎年7~8月はほとんど釣れなくなります。その後。9月からまた少しずつ釣れるようになりますが、今年はどうなるでしょうか。ちなみに宇久小値賀漁協ではイサキを「値賀咲(ちかさき)」というブランドで出荷しており、脳天締めと氷で冷やした海水での血抜きを徹底していますので、もし値賀咲は見かけた方はぜひ食べてみてください。

コメント